『子どもは”女の子”が良かった!』
これが母親の口癖でした。
父親も子どもは女の子が欲しかったらしく、
名前も決めていたようです。
”潤子”
潤子って(汗)
めっちゃ昭和やん!!
私が女の子だったら、
”潤子”という名前だったようです(笑)。
「出産して、”元気な男の子ですよ!”って言われた時に
ガッカリしたのよ〜」
って幼き自分の子どもに言うわけですよ。
どないやねん!!
この時点で、”生まれてすみません”の太宰治状態なんですわ。
そして、ことあるごとに言われるわけです。
「女の子だったら髪を伸ばして可愛く結って、
一緒にお出掛けするの!」
とか
「可愛い服着せて、
一緒にお買い物行くのよ!」
ってね。
今だったら、
知らねーわ!!
って言えますが、
男として生まれてしまった俺はどういう顔をして、
どういう言葉を返せば良いのかまったくわからず、
ただただ黙って下を向いているしかありませんでした。
父親にも
「今日は帰ったら、お前を女の子にしちゃうんだ!」
って言われたことがあってね。
「おお!!女の子になれるならそのほうが良い!」
って本気で思ったんですよ、その時。
そしたら、、、
風呂場で、ボディーペインティングで、おっぱいを描かれて
爆笑されて終わりという・・・。
おいっ!
![幼少時代](https://xn--n8jub3c8010b49c.jp/cms/wp-content/uploads/2016/11/IMG_5309-225x300.jpg)
その当時は、かなり傷ついたんですね。
女の子ではなく、男して生まれてしまった、
『自分には価値がない。。。』
という無価値感はこんな小さな時から育ってしまっていたんです。
そのままの自分だったら、価値がない。
だったら付加価値をつけよう!
両親に喜んでもらう為に、必死だったんですね。
普通の男の子よりも何か1つでも良いから、抜きに出よう!
元々身体が弱かったので、スポーツでは抜きに出れない。
感性も乏しいので、音楽や絵を書くことでも無理そうだ。
だったら、勉強しよう!!
って流れで私の勉強人生が始まるんですね。
最近、”無理しない”で生きようって決めてから、
過去を回想する機会が多いんです。
そうすると、
こんなことまで覚えているだ。。。
ってビックリするわけです。
こういった小さな小さな出来事が
ちょっとづつ自分を制限していたんですね。
無理して頑張っている時は
全然気がつきませんでした。。。
よし、今日も絶対に”無理しない”ぞ!!
藤巻由崇
藤巻先生は、「潤子さん」だったのですね。
私は、「徹(トオル)」になるはずだったのだそうです。
私と逆パターンの方もいらっしゃるんだな~と、ちょっとびっくりです。
私は、希望通りに男の子みたいにならなきゃ、と思っていました。
これからも、記事楽しみにしています。
>ゆきさん
コメントありがとうございます!
「徹(トオル)」はヤバいですね(笑)
俺の友達に「徹(トオル)」君がいますが、めっちゃナルシストですよ(爆)。
小さい頃は、親が絶対なので、その親に愛されようと子どもは必死なんですよね。
俺は女の子にはなれないけど、他に気に入ってもらえるように必死だったもんな。
母親が留守の時に、手で部屋のゴミをひろって綺麗にしてみたり(笑)
今思うと健気だわー。
まっ!今は、良い意味で裏切ってやろうと悪いを笑みを浮かべながら、日々行動中です。