魅力的な人が力を抜いて”適当”に振る舞っていると、
周りの人の潜在能力が思いっきり引き出される!!
俺は師匠に怒られたことがない。
同時に褒められたこともない。
そして、治療技術も1つも教えてもらったことがない。
例えば、肩こりの治し方とか腰痛の治し方とか、、、
「はじめはそれで良いのか?」って思ってたんだけど、
今となっては、
何でも自由にやらせてもらえたこと
が今の自分を作ってくれたと感謝している。
修業開始から3ヶ月経ったある日、
『藤巻せんせ〜ぃ〜。
俺、来週から研修に出掛けるわ!』
って師匠に言われたの。
おぉ!じゃぁ俺もどこか行くかな?って思っていたら、
『治療院の留守番、
よろしく〜♪』
って。
おいおいおいおい!!!!!!
その頃は、治療は出来たものの、
まだ補佐的な治療してしていなく、
いきなり留守番って!!!!!!
『まぁ、”適当”に
やっておいてよ!』
適当にって(笑)
『自分の給料分くらいは稼いでおいてね♪』
って言って、本当に研修に出掛けてしまったのよ。
それも10日間も。
↓こんなメッセージを書き残してね(笑)。
”研習”じゃなくて、”研修”だから!!
こんなところにも”適当っぷり”が炸裂。
そんなこんなで俺は、患者さんの名前も顔も一致しない中、
カリスマ治療家の治療院の留守番を任されることに。
さぁ、どうするよ!
やるっきゃないっしょ!
ってことで、自分が出来ることを最大限やったね。
どうすれば患者さんは院長不在の時は俺の治療でも良い!って思ってくれるかな?
って色々考えて、行動した。
掲示物を変えてみたり、
少し時間がある時はお茶を出してみたり、
治療院内の配置を変えてみたり、
音楽を変えてみたり。。。
色々、自分で考えて実験してたね。
そして、
1日平均10人くらいやったのかな?
もうその当時はヘロヘロですわ。
もちろん「院長じゃなきゃ嫌だ!」
っていう人が本当に多くいてね。
電話でお断りしたり、
来て頂いても、「院長がいないならまた今度にする」
って言って帰っていかれた方も沢山いらした・・・。
でも、「お願いします!」と治療に来てくれた人もいてね。
もう本当に嬉しかったなー。
俺で良いの?!って思いながらも、
選んでくれたのだから、
絶対に結果を出す!
って気持ちだけで治していた。
結果が出れば、
師匠にも良い報告が出来るしね。
今思うとやっぱりこの経験が自信になってたんだよね。
しっかりと売上と人数を数字で出せたっていうのも大きかった。
で、この話で何が言いたいかっていうと、
魅力的な人が力を抜いて適当に振る舞っていると、
周りの人の潜在能力が思いっきり引き出される!!
ってこと。
味をしめた師匠は、
のちに年3回は10日間研修に出掛けることになるのだが・・・(笑)。
よしっ!今日も絶対に”無理しない”ぞ!!
藤巻由崇